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私のレストア(第9回)2007.08.15セヤマ
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ダイヤペットNo158『マツダルーチェ』

 実車:1500クラス唯一の6人乗り、
 モデル:ダイヤペット唯一のダイヤカットガラス装備
 今回は国産ミニカーでは珍しいギミックを装備している、マツダルーチェです。
 実はこの連載の第6回で一度取り上げています。しかし、その後新たに手を加え、更に友人から同型のモデルについてレストアを依頼されました。今回は2台のルーチェを取り上げます。
 友人から「ダイヤペットのルーチェを格安で入手したが、車体が傾いて見える。ちょっと診て欲しい。」との依頼がありました。好奇心半分で引き受けました。
 実物を見ると、確かに正面から見ると左に車体が傾いています。私のモデルと比べても明らかです。外装は塗装がところどころはげています。メッキは黒ずんでおり、輝きは失われています(写真1)。また、ヘッドライトにはめ込まれたダイヤカットガラスは右の内側が1個欠品となっています。


写真1


写真1

 さて、車体の傾きの原因の推理が今回のレストアの第1段階です。傾きの原因として考えられることは
@サスペンションの異常
A裏板が傾いて取り付けられている。
のどちらかです。そこでもう一度確認したところ、裏板とボディの段差が左右で異なっていました(写真2・3)。つまり、裏板が水平に取り付けられていなかったのです。ボディー全体が左に傾いていました。この場合、さらに確認するには裏板をはずすのが早道です。

写真2 写真3
写真2

写真3

 このモデルの裏板はカシメでとめられています。しかし、モデルによってはドライバーを使ってこじ開けられます。このルーチェも細いドライバーを裏板に直角に少しずつボディと裏板の間に入れていき、次にてこの原理でドライバーを傾けます。この際注意する点はボディーがアンチモニー製で材質が柔らかいので、力を入れすぎるとボディーがゆがんだり、傷がついてしまいます。
 さて、案外かんたんにこのルーチェは裏板が外れました(写真4)。改めて裏板をよくチェックすると、全部と右サイド部に「バリ」が残っていました(写真5・6)。これが裏板とボディーの間の『障害物』となり、ボディーの傾きの原因となっていたのです。ヤスリで削り落として、再び、ボディーに組み付け、完成です。幸運なことにまだカシメが効きましたので、接着剤等は不要でした。

写真4 写真5
写真4

写真5

写真6
写真6



 こうしてボディーの傾きは解消されました。おそらく工場で組み立てられた時にこのような状態になったのでしょう。当時製品チェックはあったはずだと思いますが、この程度は許容範囲だったのでしょうか?いわゆるエラー製品だったのかもしれません。それはともかく、工場を出荷されて以来始めて正常な状態になったわけです。
 次は欠品のヘッドライトです。宝石のダイヤモンドのような形状で、光を受けるとキラキラ光るダイヤカットガラスは、最初に述べたように第6回でも取り上げました。ダイヤペットでは外国メーカーの影響でこのルーチェで試験的に採用したのでしょうか。第6回で紹介した時はガラス自体に厚みがあり、装着した時に突出した感じで違和感がありました。その後やや小さめのものであれば、突出することなく取り付けられることがわかり、私のモデルは交換しました。友人のモデルにも小さめのガラスを装着しました(写真7)。今回代用品として使ったジュエリーシールは、手芸品売り場の他、携帯電話の装飾用に販売されていることに気づきました。ちょうど1/43モデルのヘッドライトに最適の3mm・4mmサイズがありました。


写真7


写真7

 仕上げとして、メッキ部・塗装部をひたすら磨きました。友人のモデルはところどころ塗装がはげていましたが、メッキのおかげでしょうか、磨いて輝きを取り戻すと塗装はげは目立たなくなりました(写真8・9)。
 完成して友人に見せると、友人は驚いていました。私も実は驚きました。写真のとおり、ボディーの色は同じでしたが、内装色が異なっていました。私のは赤、友人のは水色です(写真10)。バリエーションの発見です・・・。

写真8 写真9
写真8

写真9

写真10
写真10



*お知らせ
   このコラムがネコパブリッシング社刊「はじめてシリーズ34今日からはじめるミニチュアカー趣味」に「アンティークミニカー修復という楽しみ」というタイトルで紹介されています。第8回までの中からダイジェスト版でまとめられています。もしご覧になる機会がありましたら幸いです。

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