JMAC
トップページ
JMAC概要
JMACメンバー紹介
JMAC活動実績
JMACミニカーコラム
JMACギャラリー
JMAC会員専用掲示板
JMACスケジュール
ミニカー関連リンク集
お問い合せ
JMAC
ミニカーコラムメニューに戻る

私のレストア(第10回)2007.11.16セヤマ
JMACJMACJMAC

ダイヤペットNo280『トヨタクラウンタクシー』

 3台から1台を再生

 今回はタクシーのモデルです。かなり昔の実車の世界での話です。タクシーとして酷使された車を再整備して中古車として販売する際、「再生車」と呼んでいたと何かの本で見ました・・・。話がそれてしまいました。
 このMS60系のクラウンは71年の登場時スピンドルシェイプと呼ばれ、近年クジラという愛称(?)が付きましたが、デザイン上の最大の特徴は前後バンパーがボディーと同色だったことです。バンパーはクロームメッキされたものが主流だった当時としては画期的なことでした。当時、小学生だった私の第一印象は「バンパーのない車」として、よい印象を持てませんでした。ミニカー購入も後回しになり、ダイヤペットのセダンの前期型、タクシーは前期・後期共に買いもらしてしまいました。
 先日、専門店のバーゲンにて後期型のタクシー2台、前期型セダンを格安で入手できました。しかし、タクシーは2台とも裏板が外側に湾曲変形して使えません。しかも材質が弱くなっていて、かんたんにちぎれてしまいました(写真1・2)。タイヤはありますが、サスペンションの薄い板は欠品です。ドアは1台だけ左のみありました。ボディーはどちらも右側のリヤフェンダー付近に材質上の問題なのか、地肌がざらついています。実車で言えば、錆が発生してボディーが腐食して塗装が浮き上がっているような状態になっています(写真3)。しかし、その他はほぼ無傷です。後期型の特徴である、独立した前後バンパーのメッキも状態がよく、「なんとかできないか・・・」という想いが募ってきました。
そこで思い出したのが、数年前イベントのフリーマーケットで手に入れた前期型タクシーのジャンク品です(写真4)。こちらは外装も状態が悪く、リアタイヤと運転席シートは欠品でした。幸い後輪はダイヤペット269セドリックのものがついていましたし、サスペンションも残っています。ボディー部品には傷がありますが、欠品がなく、右ドアも残っています。

写真1 写真2
写真1

写真2

写真3 写真4
写真3

写真4

こうして、3台のジャンク品を組み合わせて、1台を再生することにしました。ここでお断りしておきますが、あくまでも個人の楽しみの範疇で行うことで、誰かに譲るとか、市場に出すことは考えておりません。前期・後期のモデルの部品を組み合わせるわけで、本来ありえないモデルが存在することになってしまうからです。
さて、組み合わせですが、
@ 後期型ボディー・内装
A 別の後期型左ドア・後輪
B 前期型裏板・サスペンション・前輪・右ドア
 となりました。ここでなぜ前期型の前輪を使ったかをご説明します。実は前期型に比べ、後期型はホイールと車軸に変更がありました。ホイールはホワイトリボンを模した、金属板にホイールキャップをはめ込む前期型から、タイヤに直接ホイールキャップをはめ込む後期型への変更はさまざまな書籍でも取り上げられています。実は更に車軸にも変更があり、後期型ではより細くなっています。画像では手前に写っているのが後期型です(写真5)。裏板もそれに合わせて車軸を受ける溝の幅が変更されていました。つまり、前期型の裏板に後期型の車軸をつけると「遊び」が出来ます。これは車軸にビニールテープを巻いて太さを調整すれば解決できます。
 また、右ドアを組みつけて初めて気づきましたが、ボディー上半分の色が若干異なります。前期型は黄色ですが、後期型はオレンジになっています。しかし画像ではその違いがほとんどわかりません(写真6・7)。

写真5 写真6
写真5

写真6

写真7 写真8
写真7

写真8

 こうして完成した「再生クラウンタクシー」と部品取りになった2台のジャンク品が並べられた机上を眺めているうちに想像の世界が広がってきました(写真8 )。タクシー会社の整備工場で、右ドアをぶつけた車両が廃車となった車から部品を調達している様子です。
 さらに後日談があります。結局、手元の3台のクラウンタクシーは後期型1台のみを「活かす」形になりました。しかし、それから間もなく、欠品なしの前期型を手に入れることが出来ました。さらにこのクラウンの前の世代と後の世代のタクシーまで購入でき、机上に並べると昭和40年代末のタクシー車庫のようになってきました・・・。

ミニカーコラムメニューに戻る

Copyright(C) 2006 JMAC All rights reserved.